この障害は小、中学生の野球選手、特に投手に起こりやすい疾患です。
原因は投球動作の繰り返しにより肩に負担がかかり、上腕骨頭の骨端線(骨の成長に関与する線)が損傷され痛みが生じます。症状は投球時の痛みから始まり肩全体に脱力感などが出てきます。成長期の肩痛はover useが原因となる事が多い為、まず第一に肩を休ませる事が大切です。
早期発見であれば保存療法で十分治療可能なので痛みが出たらなるべく早期に専門の先生(整骨院や整形外科)に相談すると良いでしょう。
野球肩の予防として
① 投球前にストレッチ等を十分に行う。
② 投球が過剰にならないよう注意する。
③ 練習後はRICE処置を行いクールダウンする。
以上のことを守って肩の痛みに注意しながら野球を続ける事が必要です。