ローディング中です
診察時間
…17:00まで …13:00まで
診察時間
08:30 ~ 12:30 診療 診療 診療 診療 診療 診療 13:00まで
14:30 ~ 19:00 診療 診療 診療 診療 診療 17:00まで -

explanation
THE解説

トレーニング理論Ⅱ ~ コンセントリック・エクセントリック コントラクションについて ~

言葉だけ聞くとなんだか分からないですが、誰でもどこでもやっていて、私たちが体を動かす上でなくてはならない筋収縮のメカニズムなのです。たとえば、懸垂で体を上に引き上げるときや、階段を上がるとき等は筋肉を収縮させその長さを`短くしながら`負荷に逆らって力を出しています。このような運動をコンセントリック・コントラクション(短縮性収縮)といいます。

一方、懸垂で体を下ろす際、階段を下りるとき等は筋肉は収縮していますが、その外力に耐えつつその長さを伸張しながら力を出しています。この運動をエクセントリック・コントラクション(伸張性収縮)といいます。

後者は前者よりも発揮される力は大きいので、筋トレではエクセントリック時に動作をゆっくり行うことが筋力アップへの近道です。

最近の研究では、遅発性筋肉痛(トレーニング後に発生する筋肉痛)の原因は従来考えられていた‘乳酸の蓄積‘ではなく、エクセントリック運動時の筋損傷が原因であるといわれています。

臨床上、スポーツ外傷では上記のような事を深く理解し、どのような動作、外力で筋肉を損傷したのかを注意深く聞くことは重要です。また筋力トレーニングを行う際も、これらの筋収縮メカニズムの特徴を理解し、目的にあった様式を選ぶことが大切です。