今回は自宅で出来るセルフケアとしてフォームローラーを使ったやり方を解説していきます。
まずフォームローラーとは全身にある「筋膜」を「リリース」する為の道具です。
筋膜は皮膚の下で筋肉などと密接している組織で、硬くなることで筋肉の動きが悪くなり、血行不良や痛み・ハリ感・重だるさの原因となります。
フォームローラーで硬くなった筋膜をリリースすることで血行不良を改善し、痛みの緩和や疲労回復の効果が期待できます。
スポーツをして疲労がたまっている方はもちろん、デスクワークなどであまり体を動かさない方もフォームローラーの使用はお勧めします。
フォームローラーの基本的な使い方
基本的には痛みがあったり、疲労、硬さを感じる部分をローラーの上に乗せて自分の体重を適度にかけながらコロコロと転がします。
硬い部分は痛みを伴う事もありますが、体重のかけ具合を調整しながら気持ちの良い範囲で無理のない程度に行いましょう。
1カ所につき1分を目安に行いましょう。やり過ぎると痛みが出ることがあります。
フォームローラーの活用例(下半身)
・お尻の筋肉のアプローチ
横向きになって腕で上半身を支えます。上側になっている足で踏ん張って体重のかけ具合を調整しましょう。
真横から斜め上に体勢を変えながらお尻全体にローラーを当てていきましょう。
・もも横の筋肉のアプローチ
横向きになって腕で上半身を支えます。上側になっている足で踏ん張って体重のかけ具合を調整しましょう。
もも横の前側と後ろ側の両方をやりましょう。
・もも裏の筋肉のアプローチ
長座の体勢でローラーをもも後ろに置きます。反対側の膝を曲げて体重のかけ具合の調整と前後の動きを行います。
・ふくらはぎの筋肉のアプローチ
長座の体勢でローラーをもも後ろに置きます。反対側の膝を曲げて体重のかけ具合の調整と前後の動きを行います。
ふくらはぎは体重をかけすぎると痛いので注意してください。
適切な方法と圧で無理のない範囲で行ってみましょう。