手首の関節(腕関節)の痛みも転んで手をついたり、強く手を捻ったりして怪我をする外傷性と、反復して同じ作業をしたりして痛みがでる非外傷性に分かれます。腕関節は前腕骨と手根骨(小さな8つの骨で出来ている骨)によって構成されていますが手をついたり、手首を捻ったりすると靭帯を傷めて捻挫を起こします。また、強く手をついたりするとこの手根骨や前腕骨にヒビが入ったり折れたりすることも多くありますし、手根骨の位置関係がわずかに狂っただけでも痛みがでてきます。ジャイアンツの原監督が現役の頃空振りしてこの手根骨を骨折して長期療養を余儀なくされた事を覚えている方もいると思います。また、仕事などで同じ動作を反復するために一箇所の腱(スジ)にストレスが掛かり、それがすぎると腱鞘炎になります。手首の腱鞘炎は親指の方に多く発症しますので注意してください。ここの怪我も侮ると長引くことも多いので注意が必要です。