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THE解説

お年寄りとケガ Ⅱ

上半身でお年寄りがよく罹患する怪我の1つに、手首の骨折 、コーレス骨折(撓骨骨折)があります。これは、滑ったり、つまづいたりなどして地面に手をついた際、その衝撃と加重が、手首の関節よりやや上の骨の部分にかかる為、そこが骨折してしまうものです。手首の1cmから3cmくらい肘寄りの部分に強い痛みが現れ、腫れも手の関節全体にみられます。 自分で手首を動かす事も困難になり、ちょうどフォークを下向きにしたような変形がはっきり見られる事が多いです。さらにもう1つ多い骨折に上腕骨(二の腕)の骨折があります。これも転んで肘や肩をついた時や自転車などで転倒した際、手が上がった状態で倒れた為、二の腕の上の部分、肩関節より少し下の場所で骨折が起こるものです。この骨折を上腕骨外科頚骨折といいます。この骨折も痛みが強く、腫れは二の腕の内側から背中、胸の方まで出てくる事もあります。そして傷めた方の肩を下げて、もう一方の手で支えた姿勢をとります。自分の力で手を上げるなどの動作がほとんど出来ない状態になります。この骨折は、肩関節脱臼とよく間違えられやすいので注意が必要です。