前回に引き続き偏平足シリーズ。今回は足の横アーチの重要性とテーピング方法について解説していきます。
足のアーチといえば内側縦アーチ(前回の解説を参照ください)を思い浮かべる方が多いとと思いますが、足の横アーチもとても重要です。
横アーチの役割の一つは「縦アーチの剛性を高めること」といわれています。いくら足の裏のトレーニングをして縦アーチを上げようとも、その強度が低ければ足を地面に着いた際にアーチは潰れてしまいます。その強度をサポートするのが横アーチです。またその他にも横アーチが低下する事によって起こる問題の一つに外反母趾があります。外反母趾に悩まされている方も多いのでは?と思いますが、横アーチを低下させないようにすることが外反母趾の対処法の一つになります。
【横アーチサポートのテーピング方法】
足の指の付け根のでっぱりの部分を親指側と小指側を結ぶように横にテーピングを貼っていきます。そのテーピングと並行するように二本目のテープを貼っていきます。
<ポイント>
- テープを貼る際、足底側のアーチを押し上げながらテープを貼ってください。
- アーチを上げ過ぎると足底側に皮膚のしわが出来てしまい、足を着いた際痛みが出る場合がありますので上げ過ぎには注意してください。
インソールなどで横アーチをサポートする方法もありますが、今回はキネシオテープを使った方法を紹介しました。テープの貼り方やテンションのかけ方など、詳しくはお気軽にスタッフまでご相談ください。