今回は、偏平足を改善させるためのエクササイズをご紹介します。
【偏平足による体への影響】
まず偏平足とは足底の内側縦アーチ(土踏まず)が低下した状態を指します。アーチの機能が低下すると足部のクッション性が無くなり、地面からの衝撃を吸収できず足裏全体に負担がかかります。また足底アーチの伸縮性が低下することで、走る・飛ぶ・蹴るなどの運動パフォーマンスに影響を与える可能性が考えられます。
【足底エクササイズ】
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タオルギャザー
- イスに座り、適当なサイズのタオルを床に敷きそこに足を乗せます。
- 足の指、足裏を意識しながら、タオルをゆっくり握ります。
- 2の動作を10回繰り返します。握るのに慣れてきたら、タオルの上に水の入ったペットボトル(500㎖)を置いて負荷を上げて挑戦してみましょう。
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足底筋膜リリース
- テニスボールぐらいの大きさのボールを用意します。
- 座った状態で、ボールの上に足を乗せます。
- 少し体重をかけて足の裏全体をほぐすように、ボールを転がします。
- 1分ほどほぐしたら反対の足もやりましょう。
- 慣れてきたら足の指を上げたり下げたり(グー・パー)して、強度を上げましょう。転がすものはテニスボールだけではなく、ゴルフボールや円柱状の床で転がせる硬い物であれば何でも可能です。
毎日のケアとしてエクササイズを行うとこは大切です。特に運動をされる方にとって足のアーチは重要で、使用している靴が自分の足に合っていないことで運動パフォーマンスの低下に繋がり、また怪我をするリスクも高くなると考えられています。当院では足部のケアやエクササイズの他に、運動中のアーチを補助するインソールを用いた治療を取り入れています。偏平足でお悩みの方はお気軽にスタッフにご相談ください。