今回はクールダウンについて解説していきます。
運動をする人に話を聞くと、『ウォーミングアップはやるけどクールダウンはやらない』と言う方が多いように思います。ウォーミングアップも重要ですが、それと同様にクールダウンもパフォーマンスアップや体にとってとても大切な工程です。
クールダウンの目的として
- 運動時に筋肉内に溜まった疲労物質を排除する。
- 運動後に筋肉が硬くなるのを防ぎ、怪我を予防する。
- 精神的・身体的な緊張状態を緩和し、リラクゼーション効果を与える。
などがあげられます。
特に1.の運動時に筋肉内に溜まった疲労物質を排除し、翌日の疲労感や筋肉痛を軽減させることを目的に行うことが多いかと思われます。
次にクールダウンの方法として
- ジョギングなど強度の高くない運動で、高くなっている心拍数を徐々に落ち着かせる。
- ジョギングからウォーキングに切り変えながら、心拍数と共に筋温度を徐々に下げる。
- 筋温度が下がりきらないようにしながら、静的なストレッチで筋肉の緊張を緩和していく。ストレッチは呼吸を止めないようゆっくりと、痛みが無い範囲で行う。
この他にも必要に応じてアイシングやマッサージも行う場合もあります。目安として15分程度行うといいと思います。
折角運動をしても翌日筋肉痛になって動けなかったり、疲労が抜けずに辛い思いをしてしまうと運動自体が嫌になってしまいます。また筋肉が硬くなることで外傷発生のリスクも高くなってしまいます。ウォーミングアップもクールダウンも本運動と同等に大切な工程です。しっかり行うようにしましょう。