当院ではストレッチについての紹介を多数させていただいていますが、今回はストレッチを行う目的について詳しく解説したいと思います。
ストレッチの目的として
- 怪我をしない体づくりができる
- 身体の疲れにくい体を作れる
- 冷えやむくみに対しての改善
- リラックス効果
- 姿勢改善
など多くのことが期待できると考えています。今回は前半の3つを説明していきます。
1.怪我をしない体づくりができる
「体が硬いんです」とよく患者さんからご相談を受けることがあります。体が硬い(筋肉や関節の柔軟性が低下する)ことによって自分の体を思うように動かすことが出来なくなります。また、その環境下で急な動きや力を入れる動作(重い物を持ち上げるなど)をした際は体にかかる負担が大きくなり、筋肉や関節を痛めてしまう可能性が高くなります。したがって、日々のストレッチなどで筋肉や関節の柔軟性を向上させることが必要です。
2.身体の疲れにくい体を作れる
ストレッチを行うことで新陳代謝が良くなり、疲れにくい体・疲労回復しやすい体が作れます。血液は心臓から流れ出て全身を回っていますが、心臓のポンプ作用の働きだけで血液が全身を回っているのではなく、筋肉の収縮によるポンプ作用でも血液は流れています。そのため筋肉の柔軟性が低下し筋緊張が強くなってしまうことで血流が悪くなり、疲労回復に必要な酸素、栄養素が十分に運ばれにくくなってしまいます。筋肉の柔軟性を向上させることで必要なエネルギー循環を確保し、疲労の蓄積を抑えることが可能となります。
3.冷えやむくみに対しての改善
冷えやむくみは血行不良が原因で起こるといわれています。筋肉をストッレチ等で柔らかくすることで血流の改善が見られ、その結果、身体の熱産生が向上し冷えの改善、また代新陳謝の向上により体の余分な水分や老廃物の排泄が促され、むくみの改善が期待できるといわれています。
次回は後半の2つを説明していきたいと思います。以前までの解説を参考に是非ストレッチを行ってみてください。もしわからないことがありましたら、お気軽にスタッフにお声かけ下さい。