今回は熱中症について解説をしたいと思います。
梅雨が明けて一気に気温が上がるこの季節は熱中症に十分注意しなければなりません。最近では【暑さ指数】といわれる“その場所のその時間帯の暑さ”の危険度を段階別に分けて警告するシステムも発表され、都市部では毎日のように警戒アラートが発表されています。
① 熱中症の原因
- 高気温はもちろん高湿度、無風状態、日差しが強い屋外の場所。
屋内であっても窓を閉め切ってエアコンを使わないなど、その場所の環境によるもの。 - 高齢者や子ども、肥満傾向や運動不足の人、体調不良や二日酔いなど体の異常によるもの。
- 激しい運動や長時間の作業に水分補給の不足などその人の行動によるもの。
これらの要因により、体温の調整機能がうまく働かず体に熱がこもり熱中症になります。
② 熱中症の予防
予防策としては高温多湿の場所を避け、気温と湿度の確認と温度調節、バランスの良い食事や睡眠不足にならないよう十分な睡眠をとるようにしましょう。また水分をこまめに、塩分を程よく摂るようにしましょう。喉が渇いたと感じた時には水分不足です。喉が渇く前にこまめに水分を摂取しましょう。多量の汗をかいたときは水分と一緒に塩分も失われています。水分だけの補給だと塩分・ミネラルの濃度が低下し、かえって熱中症になりやすくなります。スポーツドリンクなど塩分も一緒に摂取できる飲み物を準備しておきましょう。
次回は熱中症になってしまった・なっている人を見つけた時の対処法について解説します。