テーピングには前回お話しました「伸縮性テープ」ともう一つ「非伸縮性テープ」があります。こちらは伸縮性テープとは違い、伸縮性のない(伸び縮みしない)テープのことです。 今回はこの非伸縮性テープについてお話ししたいと思います。
前回お話ししたように、伸縮性テープは筋肉の走行にそって貼ることで筋肉の伸び縮みをサポートして効果を発揮しますが、非伸縮性テープは主に関節の固定や患部の圧迫、怪我の再発防止を目的として使用します。運動をされる方に使用することが多く、当院でも部活動を行う学生や運動をされる社会人の方を中心に使用しています。
もう一方で、怪我の回復段階において日常生活に復帰する際の怪我の再発防止、また固定が必要ではあるが固定具を使った固定ができない場合などに日常生活のサポートとしても使用しています。
様々な症状に対して使い分けを行っているテープですが、張り方や圧迫の強さを誤ってしまうと効果が発揮されないだけではなく、症状を悪化させてしまうこともある為注意が必要です。テープを利用して固定を行う際は一度ご相談ください。