今回は足関節の捻挫についてお話しします。
足首の捻挫は足首を捻る方向で大きく分けて内返し(内側に捻る)捻挫と外返し(外側に捻る)捻挫の二種類あり、その中でも外くるぶし側を痛める内返し捻挫が多く発生します。
内返し捻挫の発生が多い理由は、外くるぶし側の靭帯は構造上、内くるぶし側の靭帯に比べ弱くなっています。また、足関節の内くるぶし側と外くるぶし側の骨の高さの違いがあり、内返しに捻りやい形になっているのが大きな理由です。
内返し捻挫を起こした場合、足関節を固定している外側の靭帯を痛める事が多いため、外くるぶしの下周辺に痛みが出現することが多いです。
また、外返し捻挫では内側の靭帯を痛める事が多いため、内くるぶしの下周辺に痛みが出現することが多いです。
最も怪我をしやすいのは前距腓靭帯という靭帯だと言われています。
押した時の痛み、腫れ、出血斑(アザ)、関節を動かした時の痛み、動きの制限、足がつけない、歩けないなどの症状が出た場合には注意が必要です。
捻挫も侮ってはいけません。固定が必用になる場合もあります。
当院では、包帯固定、テーピングによる固定など、症状や状況に応じて固定法を使い分けています。これらの症状が見られた時はお気軽にご相談下さい。