今回は骨化性筋炎について解説します。
骨化性筋炎とは、打撲などの筋挫傷後に起こりやすい合併症のことで、筋や関節、靭帯などに起こる異常骨化のことをいいます。
打撲後の治療開始の遅れなどが原因で発症しやすく、患部の損傷が強ければ強いほど、また繰り返しの外力が原因で発症しやすくなります。
症状として、関節が曲がらない、運動時の痛み、腫脹などが主な症状で、レントゲン検査で患部に骨化像を認めます。
治療法としては患部の安静を第一とし、温熱療法を中心に治療を行います。炎症期後は痛みの生じない範囲で可動域訓練を行い、運動制限を除去していきます。
筋挫傷受傷時の初期処置で適切な治療が行われなければ上記のような症状が出現することがあります。打撲だと侮らずに、しっかりと治療を受けるようにしましょう。