最近、よくテレビや雑誌などで骨盤のゆがみという言葉が多く使われています。
そもそも身体がゆがむという事はどういうことなのでしょうか?
骨盤は寛骨・仙骨・尾骨で構成されています。この骨盤の構造自体がずれて、ゆがんでいると思われている方が多いのではないでしょうか。実際は骨盤の構造がゆがんでいるのではありません。骨盤に付着している筋肉が緩んだり、緊張したりして骨盤の位置が変わり、ゆがんだように見えているのです。
ゆがみの原因は多々ありますが、いくつか例を挙げると…
- 長時間、同じ姿勢でいることが多い。
- 腹筋、背筋が弱い。
- 脚を組む癖がある。
- カバンや荷物を常に同じ肩にかける。
など、毎日の生活で骨盤のゆがみが起きることが多いのです。
身体は常に活動しているため筋肉が緩んだり、緊張したりを繰り返しています。
その活動している筋肉のどこかで不具合が生じると、骨盤が本来の位置に戻れず固まった状態になってしまいます。正常な位置関係でない状態で生活を続けると身体にかかる負担が大きくなり、痛みを誘発しやすくなります。
骨盤のゆがみが原因となって身体に痛みが出現する場合もありますので、身体の不調が生じた場合は速やかに専門医に診てもらうことをお勧めします。