ローディング中です
診察時間
…17:00まで …13:00まで
診察時間
08:30 ~ 12:30 診療 診療 診療 診療 診療 診療 13:00まで
14:30 ~ 19:00 診療 診療 診療 診療 診療 17:00まで -

explanation
THE解説

ロコモティブシンドローム

今回はロコモティブシンドロームについて解説していきます。

まず、ロコモティブシンドローム(以後ロコモ)とは加齢による運動器の衰えや障害(怪我など)によって、日常生活での自立が困難になり要介護になるリスクが高まる状態のこと言います。
現在では、メタボリックシンドロームや認知症などと並び健康寿命の短縮や、ねたきり・要介護状態の原因の一つとなってきています。

ロコモの原因としては2つあげられます。
1つは「運動器自体の疾患」です。
たとえば変形性関節症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症などがあげられます。
もう1つは「運動器の機能低下」によるものです。
人間は加齢により身体能力が低下していきます。筋力低下や持久力低下、運動速度の低下、バランス能力の低下などがあげられますが、特に「筋力低下」と「バランス能力の低下」は運動能力を著しく低下させ、容易に転倒することが多くなってきます。

では「どのようにして予防していくか」というのが課題になってきます。
大切なのは【運動器の能力を低下させない】ことです。そのためにも日頃から適度な運動が必要になります。例えばウォーキングなどがあげられますが、どのくらいやればいいのか?というのが疑問になってきます。個人差はありますが、5000~6000歩を呼吸のリズムを整えてゆっくり歩くのが良いと思われます。また大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)を鍛えるとより転倒の防止になります。これは椅子を使ったスクワット運動などで鍛えることができます。

このようにロコモの予防や転倒による怪我の予防として、日頃から適度な運動を取り入れ運動機能の低下をさせないようにしていくことを心掛けるようにしましょう。