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THE解説

意識の確認

今回も一時救命処置の手順について引き続き解説をしていきたいと思います。

一時救命処置を行う際にまず傷病者の状態を確かめる必要があります。
大きく分けて、
・意識
・呼吸
・顔色、皮膚の状態
・手足を動かせるかどうか
の4つを確認します。
今回は意識の確認について解説していきます。

☆倒れている人を見つけたら・・・?
周囲の安全を確認し耳元で声をかけ、軽く肩を叩いてみます。(乳幼児の場合はあしのうらを叩きます)
反応があっても受け答えが出来ない、または曖昧な仕草の場合は意識障害がある可能性を考えます。頭部の外傷や脳内の出血(脳卒中)がある場合、薬物中毒、外傷や急病も重さにより意識がはっきりしなくなることがあります。

☆意識が無くなると・・・?
口周りの力が抜けて舌が喉の奥に落ち込む(舌根沈下)ことや飲食物が喉に詰まり呼吸が出来なくなることがあります。
従って意識のはっきりしない人には飲食物を与えてはいけません。喉を詰まらせる原因や、語飲し肺の方に飲食物が吸い込まれることがある為です。

☆目の状態も確認・・・!
目が見えない、目の動きに異常がある際は脳に問題がある場合や薬物の影響をうけ生命の危機が迫っている可能性があるため、注意して確認する必要があります。

最後に・・・
意識の確認は、生命の兆候(バイタルサイン)としても重要視される項目です。慌てず、しっかりと、なおかつ早急に確認していきましょう。