今回は肋骨骨折に関して説明したいと思います。肋骨は12対ありますが胸郭(胸骨と肋骨と背骨で構成される輪っか)を構成しているのは主に10対の肋骨です。
その他(一番下)の2対は浮遊肋(ふゆうろく)といい胸郭にはあまり関与しません。肋骨は外部の衝撃から、心臓や肺、他の臓器などを守る役割があり大切な骨なのです。激しい衝撃を受けた時などで骨折したりしますが、ゴルフのスイング時や、ひどい時には咳をしただけで折れてしまう人もいます。処置としては、基本的にバンドを巻く、テーピング(ばんそうこう固定)、安静などです。治療に関しては患部の自然治癒力を高めてくれる電気光線療法等の理学療法をしていきます。
もし、胸部の痛み、息をするだけで胸が痛い、身体を捻る時痛い、などがある時は、一度診察してもらいましょう。