前回の姿勢シリーズに続きまして、今回は歩行について少しお話しようと思います。
みなさんは歩行について意識したことはありますか?ただ歩くといっても、いろいろな関節や筋肉の動きが加わって普段の歩行がスムーズに行われています。まず、歩くときに使う関節は、股関節・膝関節・足関節と大きく分けてこの3つの関節になります。そして、その関節を動かしている筋肉すべてが歩行時に働く筋肉になります。 一つではなく、多くの関節と筋肉が上手に働いて普段の歩行という動きができるのです。
もしこの関節や筋肉の一つが何らかの原因で使えなくなったり痛みが発症したりすると、歩行そのものが変わってしまいます。ですから、全ての関節と筋肉が円滑に働くように手入れをしていかなければなりません。その手入れが、運動とストレッチになります。
ストレッチをすることによって、筋肉の血液循環や柔軟性、筋収縮にそれぞれ変化が出てきます。股関節や膝関節は太もも周辺の筋肉、足関節はふくらはぎの筋肉を丁寧にゆっくりストレッチすることによって、その場で変化がみられることも。常に負担がかかっているこれらの筋肉をしっかりケアしながら、正しい歩行を円滑にできるよう心がけましょう。
次回は歩行時の正しい足の運び方をお話しようと思います。