ローディング中です
診察時間
…17:00まで …13:00まで
診察時間
08:30 ~ 12:30 診療 診療 診療 診療 診療 診療 13:00まで
14:30 ~ 19:00 診療 診療 診療 診療 診療 17:00まで -

explanation
THE解説

腰椎椎間板ヘルニア(1)

患者さんが「腰が痛いんだけどヘルニアかな?」と不安になり訪ねて来られる方が多いので、何回かに分けて腰椎椎間板ヘルニアのことを説明します。

「咳やくしゃみをすると足に電気が走るようだ」
「最近になり、お尻から足の方まで痛い。しびれる。」
一見丈夫そうに見える青壮年期の人で、このような訴えがあれば、腰椎椎間板ヘルニアの可能性が高くなります。
主症状は腰痛と足の痛みですが、この他には感覚障害、筋力低下、反射の異常などの症状があらわれます。症状が強ければ前かがみできず、左右どちらかへ身体が曲がり、歩行時足を引きずることもあります。また仰向けで膝を伸ばして足を持ち上げようとすると痛みがでます。
年齢は早ければ10歳代前半でも起こりますが、
一般的には30才代を中心とした青壮年に多くみられます。

脊椎は、硬い椎骨の間に椎間軟骨が挟まったつくりになっており、この軟骨は背骨に加わる衝撃を和らげる、クッションのような役目を持っています。
この、軟骨の中にある髄核という組織が、なんらかの原因で飛び出してきて、脊髄神経を圧迫することがあり、これを椎間板ヘルニアと呼び、第4-5腰椎~仙骨(腰椎のさらに下で骨盤にある骨)間に多発します。圧迫されることで痛み(主に坐骨神経痛)が起こり、下肢痛や重症例では排尿障害なども生じます。
いわゆる、“ぎっくり腰”は重い荷物を持った時のような、ほんのわずかなきっかけで起こる腰痛の発作ですが、その“ぎっくり腰”の一部もヘルニアである可能性がありますのでご注意ください。

* ヘルニアとは「脱出」「突出」というような意味の言葉です。