THE解説

疋田整骨院 > THE解説

肘部管症候群

今回は肘部管症候群についてご紹介します。肘部管症候群とは、肘の後ろ(肘頭の内側)を走る尺骨神経という神経が何らかの影響によって障害(圧迫など)されてしまう疾患です。症状としては薬指、小指、前腕が痺れる、物を摘む時力が入りにくい、ボタンが掛けにくい、などがみられます。

原因は骨折をした後の後遺症(外反肘、内反肘など)、変形性関節症、肘部のガングリオン(脂肪腫の一種)、手の使い過ぎなどが挙げられます。

治療法としては患部の安静、周囲の筋の柔軟性を出す、電気治療法などがあります。

手指先の感覚が鈍い。手先が痺れて嫌な感じがする。肘を曲げると痺れが出る、又は増強する。など気になる症状がある場合は一度来院ください。

歩行②

前回に引き続き、歩行についてお話します。歩くことに関する関節と筋肉のお話を前回させていただきましたが、今回は、歩行に関する正しい脚の運び方についてです。

みなさんは日常で、歩行中に障害物や段差などがないところで躓いたり、または転んだりしたことはありませんか?原因は、脚が上がらずに脚を引きずるようにして歩いているから。たくさん歩いたり体が疲れてくると姿勢が悪くなってきます。これが、脚が上がらなくなる原因として考えられます。

まず、歩く時の姿勢を意識しましょう。以前お話ししたように、良い姿勢を保つことが体のバランス維持やスムーズな歩行をするための方法の一つです。そして、脚を上げる。脚を上げるといっても、足関節の部分から脚を上げるように意識しても足首だけの動きになってしまいます。

ポイントは、股関節を動かすように太ももを意識して上げること。そうすれば、広い範囲で脚が上がるようになり、太ももやふくらはぎの筋肉の運動にも繋がります。まずは太ももを意識してみてください。初めはぎこちないかもしれませんが、脚の上りがスムーズになって歩くことができれば、歩行に必要な筋肉の運動になって脚がひきしまり、よりスマートに歩くことができると思います。

次回は、歩行に関するお話の最後です。
歩行時の重心の移動についてお話しようと思います。

交通事故損傷について

皆さん、交通事故を起こしたこと、もしくは遭ったことはありますか?
今回は事故で起こりうる外傷を紹介します。

まず皆さんが知っているものと言えば「むちうち損傷」があります。これは骨折や脱臼を伴はない筋肉や靭帯、血管、神経の損傷を言います。事故に遭った際に頭が前後に揺さぶられ起こります。また最近では外傷性髄液減圧症(CSFH)と呼ばれるものも報告されています。これは「むちうち損傷」の一つとして考えられ、硬膜から髄液が漏れだして起こると考えられています。症状は継続的な頭痛が主で、処置は自己の血液を硬膜の漏れ出している個所に流しこみ、その凝固作業で損傷個所をふさぐブラッドパッチ療法という方法が用いられ、それによって頭痛の軽減を図ります。ただ現在交通事故との関連性が解明されていない為健康保険適応外となってしまいます。

その他に「ハンドル・シートベルト損傷」、「ダッシュボード損傷」があります。これらは事故に遭った際直接外力が加わり起こります。「ハンドル損傷」は胸骨骨折があげられ、「シートベルト損傷」はチャンス骨折(脊椎の骨折)があげられます。これらの骨折は事故に遭った際体にシートベルトの締め付けによるものでその締め付けは体にあざが残るほどです。 「ダッシュボード損傷」で挙げられるのは股関節後方脱臼、膝関節後方脱臼、後十字靭帯の損傷があげられます。いずれも追突した時の前方からの外力で起こります。

皆さんくれぐれも事故には気をつけましょう。

踵部(かかと)損傷{脂肪体損傷}

はじめに脂肪体とは、踵部の裏にある部分の事を言います。踵部にかかる負荷は、立位の状態で体重の約2/3と言われ、ジョギングやランニングなどでは体重の約170%~約250%の衝撃が踵部に加わると言われています。この様な負荷、衝撃から踵部の骨を守ってくれているのが脂肪体です。

脂肪体損傷は、ランニング、ジャンプ競技などに多く見られ、運動の繰り返しにより脂肪体のクッション効果が低下し痛みの原因に繋がります。痛みが出た場合は、なるべく踵部への負担を避け患部を冷やし安静にして下さい。

肋骨骨折

今回は肋骨骨折に関して説明したいと思います。肋骨は12対ありますが胸郭(胸骨と肋骨と背骨で構成される輪っか)を構成しているのは主に10対の肋骨です。

その他(一番下)の2対は浮遊肋(ふゆうろく)といい胸郭にはあまり関与しません。肋骨は外部の衝撃から、心臓や肺、他の臓器などを守る役割があり大切な骨なのです。激しい衝撃を受けた時などで骨折したりしますが、ゴルフのスイング時や、ひどい時には咳をしただけで折れてしまう人もいます。処置としては、基本的にバンドを巻く、テーピング(ばんそうこう固定)、安静などです。治療に関しては患部の自然治癒力を高めてくれる電気光線療法等の理学療法をしていきます。

もし、胸部の痛み、息をするだけで胸が痛い、身体を捻る時痛い、などがある時は、一度診察してもらいましょう。

歩行①

前回の姿勢シリーズに続きまして、今回は歩行について少しお話しようと思います。

みなさんは歩行について意識したことはありますか?ただ歩くといっても、いろいろな関節や筋肉の動きが加わって普段の歩行がスムーズに行われています。まず、歩くときに使う関節は、股関節・膝関節・足関節と大きく分けてこの3つの関節になります。そして、その関節を動かしている筋肉すべてが歩行時に働く筋肉になります。 一つではなく、多くの関節と筋肉が上手に働いて普段の歩行という動きができるのです。

もしこの関節や筋肉の一つが何らかの原因で使えなくなったり痛みが発症したりすると、歩行そのものが変わってしまいます。ですから、全ての関節と筋肉が円滑に働くように手入れをしていかなければなりません。その手入れが、運動とストレッチになります。

ストレッチをすることによって、筋肉の血液循環や柔軟性、筋収縮にそれぞれ変化が出てきます。股関節や膝関節は太もも周辺の筋肉、足関節はふくらはぎの筋肉を丁寧にゆっくりストレッチすることによって、その場で変化がみられることも。常に負担がかかっているこれらの筋肉をしっかりケアしながら、正しい歩行を円滑にできるよう心がけましょう。

次回は歩行時の正しい足の運び方をお話しようと思います。

足根洞症候群

皆さん、捻挫をしたことがありますか?おそらく多くの方が「ある」と答えると思います。ただ、その捻挫を専門医に診せしっかり治したという方はあまりいないと思います。「なんだただの捻挫か」「そのうち治るでしょ」という考え方の人のほうが多いと思います。

足根洞症候群という傷病名をお知りですか?足根洞とは足部の外側にある漏斗状に窪んだ部位をいい、そこには多くの神経があります。なぜこの傷病と捻挫を出したかというと、この傷病の70%の割合で足関節捻挫の既住があり、足関節捻挫の後遺障害とも言われているからです。症状としては、20歳~30歳代に好発し、無症状の期間が存在し発症すると足根洞の圧痛が著明にみられ、歩行痛や踵の辺りに不安定感を感じたり、易疲労感を感じたりします。

皆さん「たかが捻挫、されど捻挫」ですよ。

整理体操について

整理体操とは・・・?運動をした後にする体操の事です。では、その体操をすることでどうなるのか。

簡単に言うと運動をして動いた身体を落ち着かせるという意味があります。それによって後に出てくる身体への疲労、負担などを軽減させることが可能です。体操をしないと使用した筋肉が硬くなりやすく、それによってケガもし易くなるという悪循環になってしまいます。

整理体操をすることは身体のお手入れをすることにもつながります。ちょっとしたストレッチをするだけでもOKです。運動した後、すぐ終わりにせず整理体操をしてみてはいかがでしょう。

膝窩筋炎・膝窩筋腱炎

膝窩筋とは膝の裏側にある筋肉で、膝を曲げる時に働く筋肉です。また膝窩筋腱とは前述の筋が骨へと結合する部分の事を言います。

膝窩筋炎・膝窩筋腱炎になりうる原因として、雨が降った後、水たまりを跳び越えようとジャンプしたり、跳び箱や走り幅跳びなど急激に前方方向へジャンプをした際などに発生する事が多いです。またランニングによる使い過ぎも原因の一つです。

主な症状としては、膝を軽く曲げた状態で荷重を掛けると(坂道を上り下りする動作)、膝の裏側全体的もしくは膝外側の後方部に痛みが出現する事が特徴の一つです。

治療法としては、運動量を軽減し安静にする事が第一です。特に階段の上り下り、坂道などでの運動を制限して下さい。急性の場合は氷などを使用し患部を冷やして下さい。

半月板損傷

今日は半月板損傷について説明します。

半月板とは膝関節の上と下に存在する軟骨で内側と外側に分かれて存在します。ほとんどが内側半月を損傷します。交通事故やスポーツ時に強いストレスがかかってしまった時などに多く起こり、老人の方は加齢的なものから、骨の変形によるものなどの原因があげられます。また、損傷が大きいものではロッキング(膝を動かそうとしても動かない)や、ひっかかる感じがするもの、膝を曲げるたびにクリッ、クリッと音を感じるものもあります。

ですから、何だか膝の動きが悪いなぁとか、歩くたびに痛かったり嫌な感じがするなどの症状があった場合は症状の大小に関わらず一度、来院ください。