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姿勢 No.5

姿勢シリーズ第5弾。最終回の今回は、今までお話してきた姿勢について大切なことです。それは「意識」と「継続」。(何でもそうですけどね・・・)

背中の話・お尻の筋肉(臀筋)の話・軸の話・軸の修正の仕方。今までお話してきたこと全てに関与すると言って良いと思います。

よくボディービルダーが鏡の前でトレーニングをしていますよね?決して自分が好きだから鏡を見てるのではありません。どの筋肉を強化しているのかを「意識」しながらトレーニングをしているのです。意識下と無意識下でのトレーニング効果の違いは、意識下で行う方がより成績が良いと科学的に証明されています。

今回の姿勢に関しても、この「意識」が非常に重要になってくるのです。気づいた時に正しい位置に姿勢を正す。ストレッチを正確に、どこの筋肉を伸ばしているのかを考える。全て「意識」です。そして、それを繰り返して行うこと。「継続」です。

少し難しいとは思いますが、ちょっとした時に「意識」と「継続」が自然とできるようになること。それが正しい姿勢を維持する最大のコツだと思います。

5回に分けてご紹介してきました姿勢シリーズは今回で終了です。次回は「歩行」についてご紹介しようと考えています。

ボクサー骨折

何か殴ったら思っていたより手(こぶし)が痛いと感じる事がありますが、このような発生原因で起こる骨折があります。専門的にはボクサー骨折と呼ばれるものです。

なぜこのような呼ばれ方をしているかというとボクサーの方に多いから、というわけではなくどちらかといえばボクシング(格闘技)をしたことがない人が殴ったりすると起こりやすいです。経験者は通常パンチするとき人差し指と中指の間でパンチします。それに比べると未経験者はむやみに振りかぶってしまい薬指または小指で殴ってしまいます。それによって起こってしまうのがこの骨折です。

殴ったことによる衝撃と指についている筋肉(虫様筋、骨間筋)の作用により手の甲側にボッコリと骨の変形がみられ、骨癒合(骨がつくまで)まで時間もかかり、固定期間は約3週間から5週間程度かかります。またしばしば高度な機能障害を残す難しい骨折です。何かを殴ったら手が異常に痛いと感じたら早く専門の先生に診てもらいましょう。ですから皆さんむやみに物や人を殴らないように気を付けましょうね。

骨折2

以前にも骨折について解説がありましたが、今回はもう少し詳しく説明したいと思います。

骨折と一言で言っても種類が多々あるのですが、大きく分けて単純骨折と複雑骨折とに分類されます。皆さんが思われている複雑骨折、実は単純骨折に分類されます。複雑骨折とは別名開放骨折ともいい、皮膚を突き破って出てきた骨折の事を言います。バラバラに折れた状態の骨折は単純骨折の粉砕骨折というものに分類されます。

その他にも、骨折した線の入り方や折れ方により色々分けられます。螺旋階段の様に折れる螺旋骨折や上下から潰された様に折れる圧迫骨折などまだ、たくさん種類はあるのですが・・・・・。
それは次の機会にまた紹介します。

姿勢 No.4

第4弾の今回は、前回ご紹介した「軸」の乱れを修正する方法をご紹介します。

体のバランスに大きく関与すると思われる軸は、ちょっとした事で乱れが起きます。立っている状態(立位)のときだけでなく、座っている状態(座位)のときでも軸は同じです。基本は上半身。上半身の軸が乱れたら全身の軸は乱れます。上半身を保持するためには、下半身が大きく関係してきます。なぜなら人間の行動は、ほとんどが下半身(足)で行われるからです。

では、下半身をどうしたらいいか。それは下半身の筋肉の柔軟性を上げることです。温めたり、ストレッチ・適度な運動をすることによって、常に負担がかかっている筋肉の血液循環や柔軟性を向上させることができます。これが軸の修正に繋がるのです。

上半身の保持に関与する下半身の筋肉を向上させ、体の軸を頭部から背骨にかけて一直線に保つ。正しい姿勢になるための第一歩です。

腰椎椎間板ヘルニア(3) ①

前回(2)は原因について書きましたが、今回は運動による予防対策を簡単にご紹介したいと思います。 椎間板ヘルニアを予防するには運動が大切です。基本的には普段の生活習慣+筋肉の衰えによって発症しやすいので、肉体労働の人より、デスクワークの人のほうがなりやすいのです。

ここでは無理せず簡単に出来る運動をご紹介いたします。

① 腹式呼吸
② 散歩でヘルニア予防
③ 腹筋・背筋を鍛える

今回は、①腹式呼吸のやり方です。
腹式呼吸がなぜ良いのかと言うと、有酸素運動(ゆっくり運動することにより、酸素を取り込みながら運動ができる)であり、大きく身体を動かすようなことがいらないので初期のリハビリとして効果的です。その他にもリラックス、筋肉強化、血流が良くなるなどの効果があり、予防にも役立ちます。

腹式呼吸のやり方
① なるべく立った姿勢で、手を少し前にたらす感じにします。
② リラックスした気分で、無理しない程度に出来るだけ多く口から息を慌てず、ゆっくり吐き出します。
③ 今度は鼻から息を吸い込みますが、吸い込むことはあまり意識せず、身体が勝手に吸い込むように任せます。
④ さらにゆっくり時間をかけて口から息を吐き出します。おなかが凹むまで吐ききります。
⑤ 全部吐き終わったら2秒静止してから息を吸い込みます。

あとは3からの手順を繰り返してください。
慣れないうちはすぐに苦しくなってしまいますが、毎日繰り返すと気にならなくなってきます。

個人差があるので、おなかに疲れが出たら止めて、徐々に回数を増やしていきましょう。
次回は②散歩でヘルニア予防をご紹介します。

オスグットシュラッター病

オスグットという病名を聞いたことは多々あると思いますが、しかしそれがどのような病変でどのような原因から起こるのか皆さんは良く分からないと思います。

オスグットと言うのは脛骨粗面(膝下の隆起している部分)が引き剥がされて起こる損傷のことを言います。なぜこのような損傷が起こるのか?原因は大腿四頭筋という筋肉の反復した引っ張る力によるものだと考えられています。大腿四頭筋とは主に膝を伸ばす時に使う筋肉で脛骨粗面に付いています。

この損傷の特徴は思春期の男の子に多く、その中でも主に陸上競技やその他バスケットボールやバレーボールのような跳躍競技をやっている人に好発するとされています。

症状は、脛骨粗面の異常な隆起、圧痛、運動痛を主訴とし、治療法は使いすぎを避けることや大腿四頭筋のストレッチをしっかり行うことです。その他にも異常隆起している部分を圧迫して治す方法があります。最初に挙げた治療法は自分でもできるようなことなのでやってみて下さい。

AED(自動体外除細動器)

今回は、AEDについて簡単に説明します。
AEDとは自動体外除細動器のことで、文字どうり細動を電気ショックで取り除くことの出来る機械で、資格がいらず誰にでも使えるものです。

細動とは、心臓発作の1つで心臓の筋肉が痙攣を起こし正常に血液を送り出せなくなる状態をいいます。この細動を取り除くには電気ショックが有効的なのです。その電気ショックを簡単に行うことの出来るのがAEDです。除細動をいかに早く行うかがとても大切です。

最近、多くの共有施設にAEDが設置されています。
もし使う場面に遭遇したときは、「手早く迅速に」でお願いします。

姿勢 No.3

姿勢シリーズ第3弾。今回は「軸」についてです。
体の軸とは、バランスをとるための中心となる部分です。体の中心にあるものは背骨(脊椎)ですよね?ということは、軸は頭部から背骨にかけて一直線でなければなりません。猫背や体を倒した状態にするとその軸は乱れてしまいます。

フィギアスケートの選手を取り上げてみましょう。
何回転もするジャンプをして、その後綺麗に着地しますよね?もちろん訓練によるものもありますが、ジャンプをしている時の姿勢を考えてみてください。頭部から背骨にかけて(場合によっては足まで)一直線になっていると思いませんか?体の軸が乱れていないため、その結果着地の際にバランスが取れるのです。

日常の姿勢も同じく、軸がぶれないように体を維持することが、姿勢やバランスを保つ秘訣だと思います。ではこの「軸」。どのように修正するのか?それは、次回の姿勢シリーズでご紹介します。

腰椎椎間板ヘルニア(2)

前回は症状の説明を書きましたが、今回は原因を書きたいと思います。
椎間板ヘルニアになる原因はいろいろありますが、よく言われているのが

[ 日常生活での動作 ]
中腰で重い物を持ったり、腰を強くひねったり、長時間の座り仕事や運転など。
これらに共通して言えることは、背骨に負担をかけるという点です。

[ 椎間板の老化 ]
椎間板は20歳を過ぎた頃から、だんだんと弾力性が欠けてゆきます。
これが進行することで、ちょっとした動作による衝撃や圧迫に耐えられず、髄核が突出しやすくなります。

[ 骨の老化 ]
加齢によるものもありますが、偏食によるカルシウム不足で骨粗鬆症や骨の変形を引き起こし、ちょっとした衝撃で骨が欠けて椎間板を潰してしまいます。

[ 悪い姿勢 ]
背骨には本来あるべき形態(S字状の湾曲)があり首・胸・腰の湾曲が体へかかる圧力をうまく分散させる役目を果たしています。この湾曲が狂うと背骨に負担をかけてしまうことになるのです。
姿勢の悪さからくる湾曲の狂いは、腰への負担が非常に大きく、椎間板ヘルニアを引き起こす原因となるばかりでなく他の部位へも悪影響を及ぼします。

辛い腰痛を引き起こさない為にも普段から正しい姿勢を心がける様、努力しましょう。

ベネット病変について

今回、解説するベネット病変は肩関節後方のスポーツ障害で、主に野球などの投球過多により痛みを伴う事があります。

原因は以前に解説した投球のメカニズムの中で最後のフォロースルー期と言う部分で発症することがあります。フォロースルー期は投球の最後で腕を振る部分なのですが、その際、上腕三頭筋(腕の後ろの筋肉)が関節窩(関節の受け皿)の関節包付着部を強く牽引し、その繰り返しの動作により関節窩後方に骨化(骨棘)が生じます。
無痛性であまり痛みを伴わない場合は保存療法で十分改善するのですが、重度の痛みがある場合は手術で骨を削ることもあります。
保存療法ではまず投球の一時休止、その間はインナーマッスルなどを中心に筋力強化訓練を行い、症状が軽快してきたら徐々に投球を開始します。
投球後はアイシングなどをしてクールダウンを行います。
まずは早期発見、治療が大事ですので痛みを感じたら早めに専門の先生を受診することが大切です。