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腰椎の柔軟体操

今回は腰のストレッチについて解説します。
体の中心であり、どのような動きでも負担がかかってくる部位で、いくつかの大きい筋肉で支えられています。
多くの方が、腰が痛い、だるい、ギックリ腰などの症状を経験したことがあるのではないでしょうか?今からお教えするストレッチをコツコツやることで予防、症状の改善できると思います。
では、やってみましょう。
まず簡単なストレッチからいくつかやりましょう。
これに関しては写真で紹介していきます

*足を閉じての前屈

*足を開いての前屈

*片足を伸ばして側屈

*両足の足の裏をそろえて前屈

一般的なストレッチですがちゃんと意識して行うことで効果が表れます。
次に行うストレッチです。

まず横になった状態で両膝を立てます。

そのまま倒します。

上半身はそのまま、下半身だけ捻るイメージです。
左右行ってください。

もしこれで伸びきらないという方は、足を組んでみてください。

後は同じように足を組んだ方に捻ります。

左右行います。
比較的簡単に一人でできると思います。その中でも注意することがあります。

  1.  *ゆっくり深く呼吸をしながら行う。
  2.  *20~30秒少し長めに行う。
  3.  *一日3~5セット行う。
  4.  *痛みが出たら無理をしないで行うのを止める。

上記のことに注意しながら行うといいと思います。
ちょっとの時間で簡単に自分の体のケアが行えるので是非、行ってみてください。

骨盤のゆがみについて

最近、よくテレビや雑誌などで骨盤のゆがみという言葉が多く使われています。
そもそも身体がゆがむという事はどういうことなのでしょうか?
骨盤は寛骨・仙骨・尾骨で構成されています。この骨盤の構造自体がずれて、ゆがんでいると思われている方が多いのではないでしょうか。実際は骨盤の構造がゆがんでいるのではありません。骨盤に付着している筋肉が緩んだり、緊張したりして骨盤の位置が変わり、ゆがんだように見えているのです。
ゆがみの原因は多々ありますが、いくつか例を挙げると…

  1. 長時間、同じ姿勢でいることが多い。
  2. 腹筋、背筋が弱い。
  3. 脚を組む癖がある。
  4. カバンや荷物を常に同じ肩にかける。
など、毎日の生活で骨盤のゆがみが起きることが多いのです。

身体は常に活動しているため筋肉が緩んだり、緊張したりを繰り返しています。
その活動している筋肉のどこかで不具合が生じると、骨盤が本来の位置に戻れず固まった状態になってしまいます。正常な位置関係でない状態で生活を続けると身体にかかる負担が大きくなり、痛みを誘発しやすくなります。
骨盤のゆがみが原因となって身体に痛みが出現する場合もありますので、身体の不調が生じた場合は速やかに専門医に診てもらうことをお勧めします。

ロコモティブシンドローム

今回はロコモティブシンドロームについて解説していきます。

まず、ロコモティブシンドローム(以後ロコモ)とは加齢による運動器の衰えや障害(怪我など)によって、日常生活での自立が困難になり要介護になるリスクが高まる状態のこと言います。
現在では、メタボリックシンドロームや認知症などと並び健康寿命の短縮や、ねたきり・要介護状態の原因の一つとなってきています。

ロコモの原因としては2つあげられます。
1つは「運動器自体の疾患」です。
たとえば変形性関節症、骨粗鬆症、脊柱管狭窄症などがあげられます。
もう1つは「運動器の機能低下」によるものです。
人間は加齢により身体能力が低下していきます。筋力低下や持久力低下、運動速度の低下、バランス能力の低下などがあげられますが、特に「筋力低下」と「バランス能力の低下」は運動能力を著しく低下させ、容易に転倒することが多くなってきます。

では「どのようにして予防していくか」というのが課題になってきます。
大切なのは【運動器の能力を低下させない】ことです。そのためにも日頃から適度な運動が必要になります。例えばウォーキングなどがあげられますが、どのくらいやればいいのか?というのが疑問になってきます。個人差はありますが、5000~6000歩を呼吸のリズムを整えてゆっくり歩くのが良いと思われます。また大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)を鍛えるとより転倒の防止になります。これは椅子を使ったスクワット運動などで鍛えることができます。

このようにロコモの予防や転倒による怪我の予防として、日頃から適度な運動を取り入れ運動機能の低下をさせないようにしていくことを心掛けるようにしましょう。

一時救命処置 –呼吸の有無–

意識の確認に引き続き今回は呼吸の状態の観察を解説していこうと思います。
呼吸の有無や状態の把握はその後心停止をしているか?人工呼吸が必要かどうか?など一時救命の処置において重要な判断材料になりますのでしっかり確認しましょう。

☆まずは状態をチェック!
傷病者の口や鼻に救助者の耳や頬を近づけ、目を傷病者の胸の方に向けて、呼吸の状態を確認します。胸郭が拡大しているか?呼吸時の音は正常か?呼気を確認できるか?などを見ていきましょう!
通常では、例えば全力疾走をした後には呼吸数が増加するなど状況に応じた呼吸数(換気量)が保たれています。しかし、意識があっても普段どおりの呼吸をしていない時があります。傷病がないか?気道閉塞を招く危険がないか?を疑っていきましょう。

  1. 胸の動きをみる。
    胸や腹のあたりが上下に動いているか、息が深いか浅いか、速いか遅いかなどを確認する。
  2. 呼吸の音を聞く
    気道がふさがったり、異物や唾などが詰まると、ゴロゴロやヒューヒューといった音が聞こえたりします。
  3. 吐く息を感じる
    傷病者の吐く息が救助者の頬に感じられるかどうかの確認をする。

☆呼吸をしていない場合
呼吸を確認できない場合、心停止と判断します。この場合は一刻を争うので判断に10秒以上かけないようにしましょう。その際は心肺蘇生が必要となります。呼吸が確認できた場合は、気道を確保し回復体位にして様子を見続けましょう。

傷病者には一分一秒が生死に関わり、さらにはその際の対応次第で将来にまで大きく影響していきます。もしもの時がいつくるかはわかりませんが、早期に対応できるように確認しておきましょう!

前腕の柔軟体操(ストレッチ)

今回は前腕の筋肉の柔軟体操(ストレッチ)について説明したいと思います。

前腕の筋肉は主に手首を上げたり下げたり(背屈・掌屈)する際に使う筋肉です。他にも肘を捻るような動き(回内・回外)に関しても関わってくる筋肉です。
前腕の筋肉が硬くなった(緊張した)状態で無理に使うことにより出てきやすいのが、野球肘・テニス肘(内側上顆炎・外側上顆炎)などと呼ばれる外傷です。その他にもゴルフをやる人なども同じ症状が出やすい傾向にあります。

基本的にしっかりとストレッチを行えば防げる怪我だと思います。
スポーツをやる人に関わらず、家事などで手をよく使う主婦の方でも痛みが出る方も多数おられます。
皆さんも一緒にストレッチを覚えていきましょう!

*肘の外側(外側上顆)のストレッチを行います。

前腕の柔軟体操写真1

まず姿勢を正し、伸ばしたい方の手(今回は右手とします)を前に伸ばします。

前腕の柔軟体操写真2

右の手首を下に曲げ左手で右の手掌を掴み、より手首が曲がるようにテンションをかけます。

しっかりとテンションをかけた状態でよりしっかり伸ばすために、右肘のくぼんでいる部分を上に向けるように自分で捻り上げます。

そして呼吸を止めないように20~30秒ほどゆっくり伸ばして筋肉が伸びている(ストレッチされている)のを感じながら行います。
1日に3~5セットほど行いましょう。


次に今伸ばした筋肉と反対側のストレッチを行います。
*肘の内側(内側上顆)のストレッチを行います。

前腕の柔軟体操写真3

まず姿勢を正し、伸ばしたい方の手(今回は右手とします)を前に伸ばします。

前腕の柔軟体操写真4

手掌(手のひら)を上に向けたまま反らすように下に曲げて左手で右の手掌を持ち、より反るようにテンションをかけます。

そして呼吸を止めないように20~30秒ほどゆっくり伸ばして筋肉が伸びている(ストレッチされている)のを感じながら行います。
1日に3~5セットほど行いましょう。

このストレッチで肘から前腕の筋肉のストレッチが出来ます。
ちょっとテレビを見ながらや、車で信号待ちをしている最中などのちょっとした短い時間でも比較的簡単にできると思います。

以下がストレッチの注意点です。
*ゆっくり深く呼吸をしながら行う。
*20~30秒少し長めに行う。
*一日3~5セット行う。
*痛みが出たら無理をしないで行うのを止める。

上記のことに注意しながら行うといいと思います。
ちょっとの時間で簡単に自分の体のケアが行えるので是非、行ってみてください。

黄色靭帯骨化症

今回は黄色靭帯骨化症についての解説です。

黄色靭帯骨化症とは、背骨の後方にある黄色靭帯が骨化し、脊柱管(脊髄神経が通る管)が狭くなって神経を圧迫することで発症する疾患です。
現在、楽天イーグルスの星野監督はこの疾患で療養中です。

初期症状として下肢の脱力やしびれ、また腰、背中、下肢痛が出現します。
さらに、100メートルほどの短い距離を歩いただけで下肢に痛みなどが出現して歩行が困難となり、数分休憩すると痛みが緩和するという症状(間欠性跛行)なども出現します。症状が進行すると両下肢が麻痺し、歩行が困難になることもあります。

治療法としては原因が不明なため、経過が予測できないことから消炎鎮痛剤などを投与して経過観察をします。経過が良くならない場合は骨化巣を切除し、神経の圧迫をとる手術を行うこともあります。
通常レントゲン検査では診断が難しく、CT、MRI検査を行って診断をします。
背中から下肢に痛みが出現した場合や歩くのが困難になってきた場合などは早期に専門医に診てもらうことお勧めします。

有痛性三角骨障害

今回は有痛性三角骨障害について解説します。

まず三角骨とは、足関節の外くるぶしのやや後方にできる過剰骨(通常ではそこにない骨)の事で、この骨が足関節を底屈(足首を下げる)すると踵骨(かかとの骨)と脛骨(すねの骨)の間に挟まれて痛みが出現します。これを有痛性三角骨障害と言います。

原因として、足関節の外傷(捻挫など)を契機として発生することが多いとされています。また損傷部位の固定が不十分な状態での運動の開始や、サッカーなどで軽微な負担が連続的に足にかかるスポーツなどで発生することもあります。

痛みの発生場所から骨折や靭帯損傷との鑑別が必要になり、症状が重度になってくると足首の動きが悪くなったり、激しい痛みが出現することもあります。

こうした症状が出ないように足首を捻挫した場合にはしっかりと固定をして局部の安静をはかり、特にスポーツ選手などは運動後にアイシング等のメンテナンスを欠かさないようにすることが必要です。もし上記の場所に痛みが出現した場合は早めに専門医に診てもらいましょう。そのまま放置してしまうと症状が慢性化し、痛みが悪化することがありますので注意が必要です。

意識の確認

今回も一時救命処置の手順について引き続き解説をしていきたいと思います。

一時救命処置を行う際にまず傷病者の状態を確かめる必要があります。
大きく分けて、
・意識
・呼吸
・顔色、皮膚の状態
・手足を動かせるかどうか
の4つを確認します。
今回は意識の確認について解説していきます。

☆倒れている人を見つけたら・・・?
周囲の安全を確認し耳元で声をかけ、軽く肩を叩いてみます。(乳幼児の場合はあしのうらを叩きます)
反応があっても受け答えが出来ない、または曖昧な仕草の場合は意識障害がある可能性を考えます。頭部の外傷や脳内の出血(脳卒中)がある場合、薬物中毒、外傷や急病も重さにより意識がはっきりしなくなることがあります。

☆意識が無くなると・・・?
口周りの力が抜けて舌が喉の奥に落ち込む(舌根沈下)ことや飲食物が喉に詰まり呼吸が出来なくなることがあります。
従って意識のはっきりしない人には飲食物を与えてはいけません。喉を詰まらせる原因や、語飲し肺の方に飲食物が吸い込まれることがある為です。

☆目の状態も確認・・・!
目が見えない、目の動きに異常がある際は脳に問題がある場合や薬物の影響をうけ生命の危機が迫っている可能性があるため、注意して確認する必要があります。

最後に・・・
意識の確認は、生命の兆候(バイタルサイン)としても重要視される項目です。慌てず、しっかりと、なおかつ早急に確認していきましょう。

頚椎の柔軟体操(ストレッチ)

今回は首のストレッチについて解説します。

首には大きい筋肉から小さい筋肉まで多くの筋肉が存在します。
今回はその中でも一番大きい筋肉、僧帽筋(そうぼうきん)のストレッチを行ってみましょう。

僧帽筋とは首の後面に存在し後頭部から背中の上部まで伸びている筋肉です。筋肉の形が、僧侶が被るような布の帽子に似ていることから僧帽筋と呼ばれています。
この筋肉の緊張が強くなり硬くなってしまった状態が皆さんもご存じの肩こりです。 時々、緊張が強くなりすぎて眩暈(めまい)、吐き気、上肢に痺れが出てくるなどの症状が見られる場合があります。肩こりの予防としてもストレッチを少しずつ行うことで予防や症状の改善みられると思います。
では、やってみましょう。 

頚椎ストレッチ写真1

まず、姿勢を正しく座り、前を見ます。

頚椎ストレッチ写真2

手で頭を真横に軽くゆっくり引っ張ります。
この時、肩が斜めになったり体が傾いたりしないよう首だけを軽く引っ張ります。
そして呼吸を止めないように20~30秒ほどゆっくり伸ばして筋肉が伸びている(ストレッチされている)のを感じながら行います。これを左右行います。

頚椎ストレッチ写真3

今度は先ほどと同じように引っ張りますが斜め45°前方にゆっくり引っ張ります。
さっきとは少し違う場所の筋肉が伸びると思います。 同じように筋肉が伸びていることを感じながらゆっくり行います。

頚椎ストレッチ写真4

今度は両手を頭の後ろで組み後頭部に当てます。そのまま前に首を倒すようにゆっくり引っ張ります。
首の後ろ側の筋肉が伸びてくると思います。

これら3種類のストレッチを行ってみましょう。比較的簡単に一人でできると思います。

最後にストレッチを行う際の注意点です。
*ゆっくり深く呼吸をしながら行う。
*20~30秒少し長めに行う。
*一日3~5セット行う。
*痛みが出たら無理をしないで行うのを止める。

上記のことに注意しながら行うといいと思います。
ちょっとの時間で簡単に自分の体のケアができるので是非、行ってみてください。

骨折の治癒過程について

骨折は通常、4つの修復過程を経て治癒します。今回はその過程を説明しようと思います。

1. 炎症期
・骨や血管が離断されると、出血やリンパ液の遊出により血腫を形成します。また骨が損傷を受けて24~48時間を過ぎると出血、リンパ液が増えて患部の腫脹が増大します。この時期に適切な処置することが大切で、その後の骨の再生に大きく関わってきます。

2. 仮骨形成期
・骨折後1週間程で層状の骨(仮骨)形成が始まり、その組織の中に骨細管ができ栄養を供給します。この時期は真の骨組織とは異なり構造が不規則なため、レントゲン写真でははっきりと写りません。

3. 仮骨硬化期
・4週間を過ぎると仮骨は吸収作用と添加作用によって成熟した骨組織になってきます。この時期になってくると明瞭に仮骨(新しい骨)が骨折部を紡錘形に覆っている様子がレントゲン写真で確認することができます。骨形成が急速に行われ、さらに炎症反応が消退する時期になります。

4. リモデリング期
・骨折部を紡錘形に覆っていた硬化仮骨は、患部が回復するともに骨吸収、添加作用が進行して日常生活に有利な形態に順応していきます。この変化を自家矯正といい、自家矯正は数年単位で行われて最終的に整った骨に戻ります。

このように骨折の治癒過程は大きく4段階に分けられ、その時期に応じて適切な処置(患部の固定、物理療法、手技療法、及び生活指導)を受けることが大切です。 骨折をしてしまった場合は早期に適切な処置を受けることを心がけ、早く治るよう専門医と共に頑張って治療を行いましょう。